地域発パートナーチームによる中心市街地づくり

2015年6月30日提出・10月29日提出
株式会社リール

2015年秋「岡山を楽しむしくみを自分たちで生み出す」、チームとビジネスモデルを提案しました。

2016年4月〜6月開催の岡山ディスティネーション期間を“おもてなし実験期間”として、岡山市内中心部を使って、県内外の方々へ楽しみ方を提供することを目的に、自分たちが何ができるか。

株式会社リールの代表 山下は、岡山市西川緑道公園での「岡山満月BAR」の発起人の一人で、行政と商人と20代の若者たちとの連携を生み出し、継続的な事業展開が可能なしくみを構築。その活動から、岡山市の社会実験「おかやま未来づくりプロジェクト」においてハイコーチャレンジ実行委員会メンバーに任命され、石山公園事業の責任者として、イベントや石山月見カウンターなどの仕掛けを提案。これ以来、石山公園のより活発な活用へとつながっている。

専門性のあるメンバーが、各自の得意分野を持ち寄り、たのしく、面白く、WinWinビジネスを。
組織枠を超えたチームづくりと、行政・飲食店などの他業種を有機的につなぐビジネスモデルをつくることがマチづくりの原動力になると考えています。
連携イメージと事業内容
岡山ディスティネーション期間中、「地域発パートナーチーム」が窓口となり、岡山市内中心部のイベントを統括プロデュースする。

■イベントの開催をコントロールする
 多発するイベントの開催をコントロールすることで、タイミングを合わせて定期的に開催。
 点ではなく面でイベントを考え、結果的に街全体でイベントが行われるようにする。

■既存の仕組みの浸透を図る
 岡山県、岡山市、JRあんどの企業と連携し、 既存の仕組み(ポイントシステムやアプリ)を活用。
 低予算でかつ今後にも役立つ新たな使い方の提案と利用者への浸透を図る。

■地域資産の洗い出しと新視点の導入
 地域固有資産(食・場・文化・芸術・歴史・人)をあらゆる角度から調査・取材・発見。既存の関係性の枠を超えた視点と関係性により新しい地域価値を共創する。

■新たな仕掛けづくりと全国への発信
 リアル体験   :定期的なイベント
 アナログ体験  :共通のマップ、フリーペーパー
 デジタル体験 :アプリ
 などの仕掛け作成と体験連動を構築し、イベントだけに終わらない岡山市内中心部のコアな楽しみ方を長期的に発信・提供する。

■データの収集・共有を行う
 ITをうまく活用することで、今後の市内回遊性を高めるためのデータ収集と共有を行う。

ODCH企画書02_公開用
一皿から、とことん岡山を楽しむしくみを自分たちで生み出す
地元発パートナーチーム(案)
協同組合 ワンディッシュカルチャーハプニングス


まずは「食」をテーマにチームとビジネスモデルをつくります

Happeningには、「最新の」という意味の他、「半分はきちんと計画され、半分はその中からうまる(プラス的)偶発事」という意味があります。近年世界的に注目されているアメリカ・オレゴン州のポートランドでは、『Culture Happenings』 『Local Store』 『Urban Neighborhood』 という3つの概念により、独自のマチづくりがなされています。
ギャラリーやレストランオーナーたちがタイミングを合わせて定期的に開催していたイベントでセレンディピティ(★)が生まれ、小さなイベントが新たな広がりを見せ、結果的に街全体で行われるそこでしか味わえない定期イベントに発展。洗練された文化が育ち、世界中から人が集まり、自然発生的に交流→帰属意識→自治意識が生まれ、継続的なマチづくりが行われています。

★セレンディピティ:素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。

『Culture Happenings』を生む為に必要なのが“共有価値をどう生み出すか”です。
私たちは、岡山の豊かな「食」が世界に通じるという共有価値を持ったメンバーです。


私たちは、食に真剣に向き合う企業と人であり、以下の共通のミッションを持っています。
・ 岡山を食都(しょくと)に!を目指します
・「岡山ってどんな町?」と聞かれれば「岡山は、おいしいものが食べられるまち!」と答えられるマチづくりを目指します
・ 岡山の食のレベルの底上げを目指します

当面の目標は、来年開催の岡山ディスティネーション期間を“おもてなし実験期間”として、岡山市内中心部を使って、「食」をテーマに、県内外の方々へ岡山の楽しみ方を提供します。
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こんなのあったらいいな♬ リールアイデア集
岡山ストリート重ねマップ
岡山は元城下町。川と道で区切られた岡山市中心部はエリアごとに特徴がありそのマチの全体図を把握することで、マチ歩きが楽しくなります。ストリート重ねマップは、シートを重ねて使うレイヤー構造の地図です。歴史、ランチ、カフェ、パブリックアートなどの情報を種類別に透明なシートに印刷。各シートを俯瞰ストリートマップに重ねることで、すっきりと必要な情報を地図上で見られる仕組み。 多種多様な観光地図を持ち変えるわずらわしさを軽減させ、オリジナルシートを作成したりして、ニッチでマニアックな地元情報を提供できる楽しさも。

食セミ
街に対してひらかれている商店でセミナーやワークショップの開催。例えば、八百屋さんでは、ただ野菜を売るだけではなく、どうしたら美味しく食べられるのか?を提案します。食に関するワークショップなどを色々と開催します。

食卓絵本シリーズ
食事を作るときだけでなく食材を買うときにも、食べてくれる相手を想います。生産者の想いを、料理をする人が、食べる人に伝えるためのコミュニケーションツールのひとつとして「食卓で楽しむ絵本」=「食卓絵本」を作ります。
テーブルを囲む食べる時間を豊かに楽しく。
食育はテーブルから。
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